アダムとイブより早く創られし

奴隷たち

はじめに、神は自らに似せて猫を創造した。そして当然ながら、猫は怠け者だった。何もしたがらなかった。そこで何千年か経ったあと、神は人間を創造した。猫に仕え、神が時間がなくてできなかった仕事をこなすためだけに。

猫には怠惰と明晰さが与えられ、人間には心、すなわち猫を愛する気持ちが与えられた。

こうして人間は、長い年月をかけて、発明・生産・大量消費によって成り立つ文明を築いたが、実はそのひそかな目的はただひとつ——猫に快適さと住処と食事を提供することだった。

その結果、人間は無数の無用な物を発明し、害悪や死を生むものまで生み出した。その中に、猫の幸福に欠かせないいくつかの物もあった――毛布、クッション、ボウル、皿、受け皿、キャットタワー、じゅうたん、寝床、スキーヤーの置物、ブルターニュの漁師の置物、ヒッピー、椅子、音楽、そしてもしかするとラジオも。なぜなら猫は音楽が好きだからである。

だが、こうしたことを人間は何も知らない。逆に、人間はときに猫を憎むことさえある——この話の中で最も悲しいことだ。それでも、猫の世界はこのうえなく良いものである。

ジャック・スタンバーグ『冷たい物語』より

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